これが将棋棋士の読みの深さか。プロ将棋界初の団体戦となった「第3回AbemaTVトーナメント」において、大会に先立って行われたドラフト会議の模様が4月4日に放送。全12チーム、計36棋士の顔ぶれが出揃った。各チーム、特色のある3人組となった中、放送席でコメントをしていた戸辺誠七段(33)は、リーダーを務めるトップ棋士の指名をことごとく的中。「冴えてる。競馬だったら何個当ててるか」と自画自賛した。
相手の思考をひたすら読み解き、勝利につなげるのがプロの棋士。その才能・実力が思わぬところで発揮された。藤森哲也五段(32)と放送席で芸能人ばりの軽快なトークを展開していた戸辺七段だが、将棋界初のドラフト会議が2巡目に差し掛かったところで、強烈な読みを働かせた。