穏やかな口ぶりから、さらりと「うまくハマれば優勝できてもおかしくないチームだとは思っています」と、自身に満ちた言葉が飛んできた。プロ将棋界初となる団体戦となった第3回AbemaTVトーナメント。3人1組のチームを構成するためのドラフト会議で、チームリーダー・稲葉陽八段(31)は競合抽選の末、1巡目に若手のエース格・佐々木大地五段(24)を獲得。2巡目には早指し巧者の山崎隆之八段(39)を単独指名した。バラエティに富んだ顔ぶれで、ライバルチームからは早くも「何が出てくるかわからないびっくり箱のよう」と表現されるほどだ。