将棋の藤井聡太七段(17)が4月10日、王位戦挑戦者決定リーグ白組で、菅井竜也八段(27)と午前10時から対局を開始した。両者ともここまで無傷の3連勝。勝者は白組優勝に大きく前進する。
王位戦では初の挑決リーグ入りを果たした藤井七段は、初戦となった羽生善治九段(49)戦に勝利して勢いづくと、そのまま一気に3連勝。自身初のタイトル挑戦、史上最年少でのタイトル獲得に向けて順調に白星を重ねた。本局に勝利すれば4連勝で単独トップに立ち、阿部健治郎七段(31)にも勝てば白組を全勝優勝、紅組優勝者との挑戦者決定戦に進む。
一方で本局に敗れると自力優勝の可能性が消滅。最終戦で行われる羽生九段と菅井八段の対局で羽生九段が勝利、藤井七段が阿部七段に勝利した場合は、4勝1敗の3人でプレーオフにもつれ込む(菅井対藤井で対戦、勝者が羽生九段と優勝決定戦)。
なお、新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、日本将棋連盟では長距離移動や東西の棋士が移動する対局の延期を公表しており、本局でも対局者や記録係はマスクを着用、出入り口などは換気目的で大きく開かれている。
過去の対戦成績は藤井七段の3勝2敗。本局の持ち時間は各4時間で、先手は菅井八段。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
(AbemaTV/将棋チャンネルより)