対局中、悩ましげな顔を見せる将棋棋士の素顔が丸見えになる映像に、ファンたちが心を踊らせている。プロ将棋界初の団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」で、対局者を見守るチームメイトのリアクションに「いいキャラしてる」「こんなキャラなの」と、新たな発見が続出している。
将棋界初のドラフト会議など、斬新な企画を盛り込んだ第3回AbemaTVトーナメント。プロではめったにない団体戦、持ち時間5分・1手指すごとに5秒加算という超早指しでの戦いぶりに注目は集まっていたが、ファンにとってのお楽しみコンテンツとなっているのが「作戦会議室」と呼ばれる控室の映像だ。
たとえば「チーム三浦」のリーダーを務める三浦弘行九段(46)は、もともと「みうみう」という相性で呼ばれるほどの“愛されキャラ”だが、仲間の対局中は会議室で靴を脱いでみたり、「両方とも堅いなぁ」とつぶやいてみたりと、完全にリラックスモード。この様子にはファンからも「みうみうかわいい」「三浦面白いよね」など、好感を呼ぶ反応が相次いでいる。
さらにキャラが立ったと言えば、関西の振り飛車三人衆「チーム久保」のメンバー、菅井竜也八段(28)だ。公私ともに仲がいい久保利明九段(44)、今泉健司四段(46)とチームを組んだこともあってか、会議室でも普段は見られない“菅井トーク”が全開。表情も豊かで、ファンからは「菅井の表情で戦況がわかる」と言われるほどだ。
中でも、今泉四段がチーム三浦・高野智史五段(26)と対局した際、押され気味だった展開から盛り返し始めると「よーっしゃ、しゃ、しゃ。きたきた、きたきた!」と大興奮。モニタに顔を近づけてまで応援する様に「菅井最高かよ」「野球見てるおっさんやんw」「競馬かよw」「そのうち『そのままー!そのままー!』とかいい出しそう」「今泉のこと大好きだよねwww」「印象変わった」「菅井の楽屋は常に映してほしい」など、視聴者からは大量の称賛とツッコミの荒らしになった。
大会は全12チーム・36棋士が参加し、まだ3チームによる予選Aリーグが終わったばかり。これからも棋士の思わぬ素顔が丸見えになる“お宝映像”が続出しそうな勢いだ。
◆第3回AbemaTVトーナメント
持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行い、1回の対戦は三番勝負。3人1組の12チームが、3チームずつ4つのリーグに分かれて総当たり戦を実施。1対局につき1勝を1ポイント、1敗を-1ポイントとし、トータルポイントの多い上位2チーム、計8チームが決勝トーナメントに進出する。優勝賞金1000万円。
◆出場チーム&リーダー
豊島将之竜王・名人、渡辺明三冠、永瀬拓矢二冠、木村一基王位、佐藤康光九段、三浦弘行九段、久保利明九段、佐藤天彦九段、広瀬章人八段、糸谷哲郎八段、稲葉陽八段、Abemaドリームチーム(羽生善治九段)
(ABEMA/将棋チャンネル)