対局中だけ見れば、静かで真面目といった印象を受けやすい将棋棋士だが、私生活は他の人々と何ら変わらず、中には驚くようなエピソードの持ち主がいる。関西の実力者・稲葉陽八段(31)も、実はその一人だった。学生時代の恋愛話から、棋士になってからの痛恨の失敗まで、聞けば何か出てくるなかなかの「ネタの宝庫」だった。