感染が拡大する新型コロナウイルスの対策として、将棋界でも様々な対応が取られている。5月7日に行われた羽生善治九段(49)と佐藤和俊七段(41)による竜王戦1組ランキング戦の決勝でも、その様子が見て取れた。
対局室には両対局者、記録係、観戦記者の4人が全員マスク姿で現れたが、大きく異なるのは記録係。通常、プロではない奨励会員が務めているが、この日は現役棋士である本田奎五段(22)が務めている。
また、この対局を生放送しているABEMAでは、解説・聞き手を立てて放送はしているものの、大盤の前には解説の棋士が1人。同じ部屋にはいながら「ソーシャルディスタンス」に沿った放送が行われている。解説の黒沢怜生五段(28)は「少し離れているので寂しい気もしますが、こういうご時世なので一番いい選択なのかなと思います」と語った。
(ABEMA/将棋チャンネル)