新型コロナウイルス感染拡大を受けて「不要不急の外出」の自粛が求められる中、自宅で過ごしつつ、家族のコミュニケーションも図れるとして「家族麻雀」が注目を集め始めている。いざ始めれば、時間があっという間に過ぎる頭脳スポーツで、初心者にとってもこの時期はスタートにぴったり。プロ麻雀リーグ「Mリーグ」のTEAM RAIDEN / 雷電・高柳寛哉監督も、このタイミングで家族麻雀に挑戦したという。その反応を聞いた。
▶動画:TEAM雷電 2019シーズン・セミファイナルダイジェスト
-高柳監督ご自身の麻雀歴や、現在の麻雀プレイ状況はどんなものでしょうか。
高柳監督 7歳の時に父親から教わり家族麻雀を始めたので麻雀歴は42年になります。直近は新型コロナウイルスの影響によりもっぱら2~3日に1度の家族麻雀以外打ってないですが、それまでだと2~3週間に1度ぐらいでした。相手は会社関係者やチーム雷電関係者などです。
-これまで家族で麻雀をする機会はありましたか。
高柳監督 全くありませんでした。
-ご家族で麻雀をしようとなったきっかけをお願いします。
高柳監督 コロナ禍で、リモートワークや学校の休校で在宅時間や家族の時間が激増したことで、これを機に何か新しい楽しみでも作ろうかと私から家族(妻と娘)に教えてあげようかと 提案したことがきっかけです。
-家族麻雀をしてみての感想(新たな発見、家族の会話など)はいかがですか。
高柳監督 ルールも複雑なのでどうせすぐにやらなくなるだろうと思っていましたが、思いのほか妻も子供もすごく面白いと熱中してハマり、まさかこんなに頻繁に家族で麻雀を楽しむ日が来るとは思いもしませんでした。トランプなどと違って奥深く飽きないのも楽しいようです。麻雀の持つ面白さを改めて実感しました。また、私がいない時でも2人でMリーグを見ていたりと、新たな家族の話題も増えました。
-ところで、お子様の学校の状況はいかがでしょうか。
高柳監督 3月頭から休校になっています。
-お子様の日々の生活ぶりは、どんなものですか。
高柳監督 1日のスケジュールを毎日組んで、計画的に勉強、運動、遊びなど行っています。友達と会ったり遊んだりできないのがかわいそうで、そこにストレスを感じてるのが伝わってきます。
-家族麻雀をしてみて、お子様の反応はいかがですか。
高柳監督 まずは麻雀自体の面白さやドキドキ感を楽しんでいます。また、両親共々家族みんなで楽しめることが嬉しいようです。もう一つ、父親の仕事の一つであるMリーグや麻雀を知ることが出来て嬉しいと感じてるのも伝わります。
-「不要不急の外出」ができない今、自宅でできる麻雀のよさは、どんなところですか。
高柳監督 晴れの日も雨の日も関係なく楽しめることや、意外と時間を忘れて楽しめるところで、気づくとあっという間に時間が経過していますね。
-今後、家族麻雀で試してみたいことなどはありますか。
高柳監督 いつも家族3人でしか出来ないので、自粛期間が開けたら知人家族などを呼んで一緒に4人で打ってみたいです。
-最後に、これから家族麻雀にトライしてみようとする親子にメッセージをお願いします。
高柳監督 最低でも麻雀牌とルールを知ってる人は必要ですが、それ以外、たとえば卓などは家庭にあるもので何とかなるのでまずは是非一度やってみてください。子供でも思ってる以上に覚えられるし、完全にルールを把握しなくても 十分楽しめます。見ていて改めて思いますが、すごく頭を使うので、子供の思考力向上や大人の脳トレにも役立ってるなあと実感します。何よりテレビゲームなどと違って、家族皆で顔を突き合わせ会話をしながら一喜一憂しながら楽しめるというのが一番の魅力だと思います。