将棋の名人戦七番勝負第1局が6月11日、三重県鳥羽市「戸田家」で行われている。初防衛を目指す豊島将之名人(竜王、30)と、初の名人獲得を目指す渡辺明三冠(36)との戦いは2日目の昼食休憩を迎えて、形勢はほぼ互角と見られている。
▶映像:注目の第1局、決着の2日目 豊島将之名人 対 渡辺明三冠
豊島名人は昨期、当時の佐藤天彦名人から4連勝のストレートで下し、初の名人に。同時に史上4人目となる「竜王・名人」というビッグタイトル2つを保持することに成功した。一方、タイトル通算4期ながら、全て挑戦者としてのもので、棋聖、王位は相次いで防衛に失敗。今回、三度目の正直で防衛となるか。
渡辺三冠は竜王、棋王で永世称号の資格を持つなど、歴代5位のタイトル25期を数える実力者。現在も、最多の3つを保持していることから“現役最強”と呼ぶ声も多い。これまで名人挑戦にはなかなかたどり着かなかったが、前期の順位戦A級では全勝で、堂々と初の挑戦を決めた。
持ち時間は各9時間の2日制で、先手は豊島名人。第2局以降は、先手・後手が交互に入れ替わる。ABEMAでは名人戦七番勝負を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
豊島将之名人 牛丼 渡辺明三冠 寿司会席
【昼食休憩時の残り持ち時間】
豊島将之名人 2時間53分(消費6時間7分) 渡辺明三冠 3時間41分(5時間19分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)