将棋の名人戦七番勝負第2局の2日目が6月19日、山形県天童市「天童ホテル」で始まった。1日目は初防衛を目指す豊島将之名人(竜王、30)が52手目を封じ手として終了。2日目は名人初挑戦となる渡辺明三冠(36)の手番から再開となった。
▶中継:将棋界の頂上決戦 豊島将之名人 対 渡辺明三冠 名人戦第2局 決着の2日目
第1局は後手番だった渡辺三冠が、激しい終盤の競り合いを制して先勝。初の名人獲得に向けて幸先のいいスタートを切った。歴代5位のタイトル25期を誇るトップ棋士が、棋士生活丸20年を迎えた今年、悲願の名人獲得なるか。
豊島名人は8つあるタイトルのうち竜王、名人というビッグタイトルを同時に保持。現在、序列1位に君臨している。タイトル4期は全て挑戦者として獲得したもので、過去2度の防衛戦はいずれも失冠。最強の挑戦者を相手に、初防衛に成功するか。
両者の対戦成績は豊島名人が11勝、渡辺三冠が17勝と渡辺三冠がリード。第2局の戦型は相掛かりから進行している。
持ち時間は各9時間の2日制で、先手は渡辺三冠。ABEMAでは名人戦七番勝負を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)