将棋の名人戦七番勝負第3局が6月25、26日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、豊島将之名人(竜王、30)が挑戦者の渡辺明三冠(30)に145手で勝利し、今シリーズの成績を2勝1敗とリードした。
第1局は渡辺三冠、第2局は豊島名人と、いずれも後手番が勝利してきた今シリーズだが、第3局は先手番の豊島名人が序盤からリード。中盤も押し気味に進めていたものの、最終盤は渡辺三冠からの猛追を受けて、対局を見守る関係者たちまで肝を冷やす局面の連続に。それでも残り時間の少ない中でなんとか振り切った。
10、11日の第1局から3週連続で行われてきた名人戦七番勝負だが、この後は1カ月間隔が空き、第4局は7月27、28日に東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で行われる。 豊島名人は挑戦者として叡王戦七番勝負、渡辺三冠は防衛戦で棋聖戦五番勝負を戦っており、この間は別のタイトル戦に集中することになりそうだ。
(ABEMA/将棋チャンネルより)