6月21日に京セラドームで行われたオリックスと楽天の一戦で先発したオリックスの山本由伸投手のピッチングが凄すぎると話題になった。8回3安打、無失点で10奪三振。特に初回はわずか11球で三者連続三振に仕留めるなど、圧巻の投球の様子はパ・リーグTVで100万PVを超え、その様子はツイッターを通じて世界の野球ファンにも拡散された。
「ボールがうなっている。あのストレートとフォークを投げられたらバッターは太刀打ちできない。しかもコントロールが抜群だ」
山本のピッチングをそのように称したのはプロ野球解説者の里崎智也氏。さらに里崎氏は「昨年は援護点がなく最優秀防御率(1.95)でも8勝止まりだった。試合数が減っているとはいえ、このピッチングを続ければ援護点さえあれば15勝はいける」と話し、今シーズンの山本の活躍に期待を示した。
一方、今年で4年目を迎える山本がドラフト4位での入団だったことについて驚きを持って触れた里崎氏は「よくどの球団もチェックしていなかったなと。そこまで余っていることが不思議。知らなかったのか、知っていたけど評価していなかったのか。知っていて評価していなかったということなら半分は分かる。ただ、知らなかったらそのスカウトはヤバイ」と持論を展開した。