永久保存版級の「ツッコミ」だ。将棋界のレジェンドとも呼ばれる羽生善治九段(49)が、プロ将棋界初の早指し団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」のチームインタビューの際、若手棋士・三枚堂達也七段(26)に対して、お笑い芸人さながらのツッコミを入れるという激レアシーンが誕生した。6月27日に放送されると、即座に視聴者から「羽生さんのツッコミw」「すごいものを見た」とコメントが殺到した。
七冠独占、永世七冠、タイトル通算99期に国民栄誉賞と、今後の将棋界にも同じ成績を残せる者は現れないだろうとまで言われる伝説の棋士が、将棋とは全く別のところで新たな1ページを記した。羽生九段は、同棋戦にAbemaドリームチームのリーダーとして参戦。三枚堂七段、鈴木大介九段(45)とチームを組むと、戦前に収録されたインタビューでは、自らが着想したルールや、対戦チームについてのコメントが公開された。
3人それぞれ思いを語り、締めのコメントというところで、まさかのツッコミが待っていた。鈴木九段から「三ちゃん(三枚堂七段)、目標は?」という問いに、三枚堂七段は元気よく「最強位を取ります!」と宣言。ただ、これは鈴木九段が麻雀のタイトル戦「最強戦」で優勝、最強位になったということにかけたボケ。すかさず羽生九段が、「そっちじゃないだろ!」と利き手の右手で、三枚堂七段の肩口を平手でバシッと叩くツッコミを入れた。
長年の将棋ファンであっても見たことがないだろう羽生九段のツッコミに、視聴者からは「何やらせてんだwww」「ギャグはドリームチームがいちばんや!!」「国民栄誉賞のツッコミ」「これは貴重な永世七冠ツッコミ!」と大騒ぎに。先日公開された動画では、初心者・子ども向けの「どうぶつしょうぎ」を指したことでも話題になったが、今回も新たな一面をのぞかせ、好感度をさらに上昇させていた。
◆第3回AbemaTVトーナメント
持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行い、1回の対戦は三番勝負。3人1組の12チームが、3チームずつ4つのリーグに分かれて総当たり戦を実施。1対局につき1勝を1ポイント、1敗を-1ポイントとし、トータルポイントの多い上位2チーム、計8チームが決勝トーナメントに進出する。優勝賞金1000万円。
◆出場チーム&リーダー
豊島将之竜王・名人、渡辺明三冠、永瀬拓矢二冠、木村一基王位、佐藤康光九段、三浦弘行九段、久保利明九段、佐藤天彦九段、広瀬章人八段、糸谷哲郎八段、稲葉陽八段、Abemaドリームチーム(羽生善治九段)
(ABEMA/将棋チャンネル)