将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が6月28日、ヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第2局で、渡辺明棋聖(棋王、王将、36)と対局中だ。第1局に勝利した藤井七段は、あと2勝すれば史上最年少でのタイトル獲得記録を更新。日本中が沸く快記録に王手をかけられるか。
▶中継:藤井聡太七段、最年少タイトル獲得へ注目局 棋聖戦五番勝負第2局
新型コロナウイルス感染拡大による対局延期もあった中、6月に入り対局ラッシュとなっている藤井七段は、「藤井フィーバー」再来を感じさせる大活躍だ。4日に棋聖戦の挑決で永瀬拓矢二冠(27)に勝利し最年少でのタイトル挑戦記録を更新。20日には杉本昌隆八段(51)に勝利し、竜王戦初となる4期連続でのランキング戦優勝を果たした。さらに23日は、再び永瀬二冠と王位戦挑戦者決定戦で対決。またもや勝利し“ダブルタイトル戦”を実現させた。
本局で10局目となる藤井七段だが、敗れたのは10日に行われた王座戦二次予選、大橋貴洸六段(27)戦の1局のみ。タイトルホルダー、経験者などの対局が続く中でも、驚異的な高い勝率を誇っている。第1局ではスーツ姿で登場したが、今回は和服姿で、早くもファンの注目を集めている。
従来の最年少タイトル記録は、屋敷伸之九段(48)が持つ18歳6カ月。7月19日に18歳の誕生日を迎える藤井七段だが、棋聖戦五番勝負は7月21日が最終第5局のため、奪取に成功すればもれなく記録を更新する。最短は第3局(7月9日)で、史上初の「17歳タイトルホルダー」誕生の可能性もある。
持ち時間は各4時間で、先手は渡辺棋聖。戦型は矢倉になった。ABEMAでは名人戦七番勝負を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
渡辺明棋聖 うな重(桜)肝吸 藤井聡太七段 海老天重 吸物
【昼食休憩時の残り持ち時間】
渡辺明棋聖 2時間19分(消費1時間41分) 藤井聡太七段 3時間7分(消費53分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)