将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が7月9日、ヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第3局で、渡辺明棋聖(棋王、王将、36)と対局中だ。都内の対局場には、師匠である杉本昌隆八段(51)もかけつけ、戦況を見守っている。ABEMAの中継に急遽出演した杉本八段は、この日藤井七段が着ている和服は「自分で買い揃えたもの」と証言。愛弟子には「そろそろ散髪を」と予想外のアドバイスを送った。
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この日の朝、東京入りした杉本八段は、対局場となっている都内ホテルの別室で、他の棋士と戦況を見守っている。97手まで進行したところでは、「何人かの棋士と研究していて、なかなか結論が出ていないですが、藤井七段の方を持ちたいという声が多いですね」と、藤井七段持ちであると語った。
最年少でのタイトル獲得に大注目となっているが「今回どうなるわからないですが、いつかタイトルを取るのは決められたこと、既定路線です。今日の将棋はわかりませんが、いつか絶対取ると、みんな思うと思いますよ。どんな展開でも勝っているような気がする。弱点がないなという気がするし、今日ものびのび指している」と、手放しで褒めていた。
タイトル戦に入り、毎回注目を集めているのが藤井七段の和服姿。「今回の和服は、藤井七段が自分で買い揃えたものの1つかなと。私もプレゼントをしたのもありますが、ダブルタイトル戦を戦っているので、自分でも2着ほど作ったとは聞きました」と説明していた。師弟は、直接対決した20日の対局以来、顔を合わせていないようだが、送りたいアドバイスを聞かれると「そろそろ散髪したら?とか、ちょっと伸びてません?」と、笑いを誘っていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)