将棋の早指し棋戦・将棋日本シリーズ JTプロ公式戦の1回戦第3局が7月18日に行われ、16日に最年少でのタイトル獲得を成し遂げた藤井聡太棋聖(17)が、菅井竜也八段(28)に勝利した。藤井棋聖は明日19日が18歳の誕生日。タイトル獲得初の対局で白星を飾り、自ら誕生日の前祝いとした。

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 過去、藤井棋聖の4勝2敗2千日手と、接戦・混戦が続く両者の対局は、先手の藤井七段が居飛車穴熊、後手の菅井八段が四間飛車穴熊と、対抗形の相穴熊に。お互い、しっかりとガードを固めた状態から攻め合いが始まると、確実にリードを広げ、考慮時間も5分中2分残す勝利。隙を見せない強さを見せた。

 藤井棋聖は、16日にヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第4局で勝利。シリーズ成績3勝1杯で、最年少17歳11カ月で初のタイトルを獲得した。今後も挑戦中の王位戦七番勝負、さらには決勝トーナメントに進んでいる竜王戦など、タイトル獲得・挑戦が期待される中で、将棋界の「トップ12」が集まるJT杯が、タイトルホルダーとして初勝利の場となった。

 本局を含めて、藤井七段の今年度の成績は公表されている数字で、17勝2敗、勝率.894と対局数(19局)と合わせて、部門三冠の可能性も十分にある活躍ぶりだ。
(ABEMA/将棋チャンネルより)