将棋の名人戦七番勝負第4局2日目が7月28日、東京都文京区のホテル椿山荘東京で行われている。午前9時、挑戦者の渡辺明二冠（36）の手番で再開した対局は、やや押され気味と見られていた豊島将之名人（竜王、30）が盛り返し、やや有利かという形勢に。局面は早くも終盤の入り口といった雰囲気だ。
相矢倉で始まった第4局は、1日目の午前中から激しい展開に。渡辺二冠が積極的に豊島陣を切り崩しにかかったところ、豊島名人も反撃。昼食休憩を終えたあたりからは長考合戦となり、渡辺二冠がやや有利かと見られる局面で封じ手を迎えた。
明けて2日目も激しい展開に。渡辺二冠がさらに踏み込んだところ、豊島名人の対応が活きたか、昼食休憩を迎えた時点では豊島名人がやや有利かという見方が出始めている。なお、持ち時間では1日目終了時点同様、渡辺二冠が1時間35分差と大きくリードしている。
両者の過去の対戦は、渡辺二冠が18勝13敗2千日手でリード。本局の持ち時間は各9時間の2日制で、先手は渡辺二冠。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
豊島将之名人 松花堂弁当 渡辺明二冠 握り寿司（水仙・さび抜き）
【昼食休憩時の残り持ち時間】
豊島将之名人 2時間33分（消費6時間27分） 渡辺明二冠 4時間8分（消費4時間52分）
（ABEMA／将棋チャンネルより）
