将棋の叡王戦七番勝負第6局が8月1日に行われ、永瀬拓矢叡王(王座、27)と豊島将之竜王・名人(30)が現在対局中だ。千日手1回、持将棋2回、3局連続で200手超など、記録的なシリーズだが、勝敗は永瀬叡王の2勝1敗2持将棋とリードしている。本局の戦型は横歩取りになった。
▶中継:今度は何が飛び出す?永瀬拓矢叡王 対 豊島将之竜王・名人 叡王戦第6局
タイトル二冠同士の番勝負は、稀に見る激戦の繰り返しに。千日手こそ時折成立するが、多数行われる公式戦でもなかなか成立しない持将棋が、今シリーズだけ2度も出ている。永瀬叡王は、先日行われた順位戦B級1組、木村一基王位(47)との対局でも自身40度目の千日手を成立させているだけに、本局でも同一局面が少し続くようであれば、関係者たちがざわつき始めそうだ。
豊島竜王・名人にとっては、7月が試練の時期になっている。この叡王戦七番勝負、さらに初防衛を目指す名人戦七番勝負と、2つのタイトル戦を掛け持ちする中で、7月に入ってなんと5連敗中。うち4敗は永瀬叡王、渡辺明二冠(36)に2敗ずつ喫しているものだ。現在、将棋界にいる3人の二冠保持者の直接対決だが、タイトル奪取・防衛のためにも、この不振を一日でも早く脱したいところだ。
両者の過去の対戦成績は10回あり、永瀬叡王の5勝3敗2持将棋1千日手。本局の持ち時間は各3時間で、先手は豊島竜王・名人。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【夕食の注文】
永瀬拓矢叡王 第5期叡王戦セット 豊島将之竜王・名人 第5期叡王戦セット
【夕食休憩時の残り持ち時間】
永瀬拓矢叡王 42分(消費2時間18分) 豊島将之竜王・名人 1時間20分(消費1時間40分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)