4カ月ぶりに行われ、観客を入れては半年ぶりとなった大相撲の本場所、七月場所は千秋楽の取組を終え、最後の表彰式でも新型コロナウイルス感染予防を徹底したものになった。
一時は序二段まで番付を落とした照ノ富士(伊勢ヶ濱)が歴史的な大復活優勝を遂げ、直後に行われた表彰式。優勝旗、優勝賜杯を師匠の伊勢ヶ濱親方から受け取る前に、恒例の君が代斉唱があったが、直前にこんな館内アナウンスが入った。
「土俵に向かってご起立願います。みさなまにお願いいたします。国歌君が代の斉唱の際、新型コロナウイルス感染予防のため、マスクをしたまま声を出さずに、心の中でご唱和ください」