日本将棋連盟による8月10日週の公式戦は、10日に叡王戦七番勝負の第7局、14・15日は名人戦七番勝負の第6局が行われる。どちらも豊島将之竜王・名人が登場し、タイトルの行く先が見えてくる大詰めだ。また13日にはタイトル100期を目指す羽生善治九段が、竜王戦決勝トーナメントに登場する。主な対局は以下のとおり。

8月10日(月曜日)

叡王戦第7局 永瀬拓矢叡王 対 豊島将之竜王・名人 (ニコニコ生放送・ABEMA・携帯中継)

 史上稀に見る「長いタイトル戦」となっている叡王戦七番勝負。第6局を終えて2勝2敗2持将棋と、がっぷり四つの展開になっている。1回の番勝負で持将棋が2回出るのは、長い将棋史の中でも史上初のこと。ただでは終わらない2人の対局は、どんな決着を見るか。持ち時間は各6時間で、先手は永瀬叡王。

順位戦C級2組 梶浦宏孝六段 対 佐藤慎一五段 (携帯中継)

8月11日(火曜日)

順位戦C級1組 千葉幸生七段 対 高崎一生六段 (携帯中継)

順位戦C級1組 青嶋未来六段 対 増田康宏六段 (携帯中継)

順位戦C級1組 高橋道雄九段 対 豊川孝弘七段 (携帯中継)

順位戦C級1組 佐藤秀司八段 対 古森悠太五段 (携帯中継)

朝日杯将棋オープン戦一次予選 横山泰明七段 対 阿部光瑠六段 (ABEMA)

朝日杯将棋オープン戦一次予選 井上慶太九段 対 金沢孝史五段 (ABEMA

朝日杯将棋オープン戦一次予選 池永天志四段 対 井上か金沢 (ABEMA)

8月12日(水曜日)

竜王戦決勝トーナメント 丸山忠久九段 対 久保利明九段 (携帯中継)

竜王戦2組昇決 藤井猛九段 対 深浦康市九段 (携帯中継)

棋王戦挑決トーナメント 佐々木大地五段 対 石川優太四段 (携帯中継)

朝日杯将棋オープン戦一次予選 増田裕司六段 対 折田翔吾四段 (携帯中継)

朝日杯将棋オープン戦一次予選 長沼洋七段 対 増田か折田 (携帯中継)

リコー杯女流王座戦本戦 岩根忍女流三段 対 山根ことみ女流二段 (携帯中継)

8月13日(木曜日)

竜王戦決勝トーナメント 羽生善治九段 対 梶浦宏孝六段 (ABEMA・携帯中継)

 1組ランキング戦で優勝を果たした羽生九段。前人未到のタイトル100期挑戦に、最も近い場所にいる。対する梶原六段は、5組優勝で本戦出場を果たし、破竹の快進撃。タイトルホルダー、A級棋士と連破し、挑戦者決定戦三番勝負まであと1つと迫った。持ち時間は各5時間で、先手・後手は振り駒で決まる。

順位戦C級2組 井出隼平四段 対 伊藤真吾五段 (携帯中継)

順位戦C級2組 村中秀史七段 対 遠山雄亮六段 (携帯中継)

順位戦C級2組 石田直裕五段 対 牧野光則五段 (携帯中継)

順位戦C級2組 近藤正和六段 対 星野良生四段 (携帯中継)

8月14・15日(金・土曜日)

名人戦第6局 豊島将之名人 対 渡辺明二冠 (ABEMA・携帯中継)

 初防衛を目指す豊島名人と、初の名人獲得を目指す渡辺二冠と対戦。二冠同士の対決は、渡辺二冠が先に3勝をあげて、タイトルに王手をかけた。第5局では、相居飛車と見られた出だしから渡辺二冠が飛車を振る工夫した序盤に。第6局ではどんな展開が見られるか。持ち時間は各9時間の2日制で、先手は渡辺二冠。

8月14日(金曜日)

棋王戦挑決トーナメント 木村一基王位 対 三浦弘行九段 (携帯中継)

王将戦二次予選 久保利明九段 対 大石直嗣七段 (携帯中継)

リコー杯女流王座戦本戦 甲斐智美女流五段 対 加藤子女流三段 (携帯中継)

倉敷藤花 小高佐季子女流1級 対 野原未蘭アマ (携帯中継)

(写真提供:日本将棋連盟)

叡王戦 七番勝負 第七局 永瀬拓矢叡王 対 豊島将之竜王・名人
叡王戦 七番勝負 第七局 永瀬拓矢叡王 対 豊島将之竜王・名人
竜王戦 決勝トーナメント 羽生善治九段 対 梶浦宏孝六段
竜王戦 決勝トーナメント 羽生善治九段 対 梶浦宏孝六段