将棋の名人戦七番勝負第6局が8月14日、大阪府大阪市の関西将棋会館で午前9時から始まった。挑戦者の渡辺明二冠(36)が3勝2敗とリードし、初の名人に王手をかけている本局。この勢いのまま悲願達成なるか、豊島将之名人(竜王、30)が踏ん張り最終局に持ち込めるか。
【中継】渡辺明二冠が奪取か、豊島将之名人が踏ん張るか 名人戦第6局
例年4月から行われる名人戦七番勝負だが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、約2カ月延期に。複数のタイトルを保持する両者は、他の番勝負と並行して名人戦を戦うハードスケジュールになった。開幕局を渡辺二冠が制すると、そこから豊島名人、渡辺二冠の順に2連勝。渡辺二冠が、悲願の初名人にあと1勝と迫っている状況だ。
今年度の成績では、豊島名人が7勝8敗、渡辺二冠が7勝6敗。タイトルホルダー同士の星のつぶし合いも起きており、通算勝率が6割を優に超える2人にとっては苦戦が続いている。
両者は過去に33回対戦し、渡辺二冠の20勝13敗2千日手。本局の持ち時間は各9時間の2日制で、先手は渡辺二冠。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)