将棋の名人戦七番勝負第6局2日目が8月15日、大阪府大阪市の関西将棋会館で行われている。3勝の渡辺明二冠(36)は勝てば初の名人獲得、2勝の豊島将之名人(竜王、30)が勝てばフルセットにもつれ込む。相矢倉の出だしとなった本局は、目まぐるしい序盤から、じっくりとした中盤へ。昼食休憩時点で、形勢は渡辺二冠がやや有利かと見られるが、まだまだ難しい局面。持ち時間では豊島名人がリードしている。
【中継】渡辺明二冠が奪取か、豊島将之名人が踏ん張るか 名人戦第6局
将棋界の「頂上決戦」とも言われる実力者同士の名人戦。両者とも他のタイトルをかけた番勝負にも出場するなど、多忙を極める中での戦いとなっているが、状況はまさに一進一退。第1局を渡辺二冠が勝利すると、第2・3局を豊島名人が制してリード。すると第4・5局は渡辺二冠が連勝し逆転、名人の座に王手をかけている。
渡辺二冠にとっては、悲願の「初名人」がかかる一局だが、用いた戦法は得意の矢倉。豊島名人も矢倉を採用し、相矢倉の出だしになると、序盤は豊島名人が積極的な指し手を見せ、1日目としてはハイペースな進行に。じっくりとした中盤に突入したところで、66手目を豊島名人が封じ手、1日目を終えた。明けて2日目は両者の読み筋が合っていたのか、封じ手開封して早々、指し手がどんどんと進んだ。
本局の持ち時間は各9時間の2日制で、先手は渡辺二冠。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
豊島将之名人 焼き肉セサミソース(ご飯・味噌汁) 渡辺明二冠 豚ロース肉しょうが焼(単品)
【昼食休憩時の残り持ち時間】
豊島将之名人 3時間44分(消費5時間16分) 渡辺明二冠 2時間57分(消費6時間3分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)