藤井聡太棋聖、子ども記者の質問から課題を真剣に考える「長距離走は全然ダメ。対局に向けては持久走も鍛えなければ」
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 快進撃を続ける将棋界の最年少棋士・藤井聡太棋聖(18)も思わずたじたじの質問だ。8月19、20日に行われる王位戦七番勝負第4局を前に、18日に行われた記者会見で、西日本新聞「こどもタイムズ」の小学生記者から「足の速さ」について聞かれると「昔は短距離走は得意だったんですが、長距離走の方は全然ダメ。対局に向けては持久走の方を鍛えなければ」と苦笑いした。

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 木村一基王位に3連勝し、あと1勝で最年少二冠・八段昇段を果たす藤井棋聖も、微笑みながら困った。子ども記者から飛んできたのは「走るのが速いと記事で見ましたが、長い対局で体力作りに何か気をつけていることはありますか」というもの。藤井棋聖は中学生時代、50メートル走で6秒8を記録。詰将棋を解くスピードも断トツだが、隠れた俊足ぶりでも知られていた。ただ、この質問で短距離こそ得意なものの、長距離は苦手だということが判明。さらに「体力も落ちている気がする。これから長い持ち時間の対局も多いと思うので、それに向けて体力作りも過大なのかなと思っています」と、想定外の質問にも真摯に答えた。

 棋士のランニングといえば、まさに対戦相手の木村王位が有名。暑い夏でも、タイミングを見つけてはじっくり長距離を走り込み、体重に関しては学生時代とキープ、もしくは下回るほどだ。今シリーズの第1局では、初の2日制対局を終えた後、疲れた表情を見せた藤井棋聖。第2、第3局と徐々にコンディションや適応を高めているが、長時間対局こそ冴えを見せる木村王位に、2日がかりの長丁場で見事に4連勝を飾れるか。

(ANNニュース)

藤井聡太棋聖 王位戦前日会見
藤井聡太棋聖 王位戦前日会見
第61期 王位戦 七番勝負 第四局 1日目 木村一基王位 対 藤井聡太棋聖
第61期 王位戦 七番勝負 第四局 1日目 木村一基王位 対 藤井聡太棋聖