将棋の最年少棋士・藤井聡太棋聖(18)が8月19日、木村一基王位(47)と王位戦七番勝負第4局を午前9時から開始した。藤井棋聖は本局に勝利すれば、最年少での二冠と八段昇段を達成。新たな記録達成を、棋界トップクラスの粘りを誇る木村王位に4連勝のストレートで決められるか。
【中継】藤井聡太棋聖、最年少二冠&八段なるか!?王位戦第4局1日目
7月に棋聖戦で初のタイトルを獲得、最年少タイトル記録を塗り替えた藤井棋聖だが、約1カ月後に新たな記録に王手をかけている。羽生善治九段(49)が持つ二冠達成(21歳11カ月)と、加藤一二三九段(80)が持つ八段昇段(18歳3カ月)で、18歳1カ月の藤井棋聖が勝利した場合は、この2つを同時にクリアする。
年齢差29歳という点でも注目されたシリーズは、開幕局から熱戦の連続。第1局は藤井棋聖が難解な終盤でもミスなく押し切ると、第2局は木村王位が最終盤に見せた隙を逃さず突いて連勝。第3局も最終盤でもつれたが、逆転を許さず3連勝を飾った。
過去、七番勝負では「3連敗から4連勝」は2度しか起きていないが、そのうち1つは木村王位が関連しており、3連勝でタイトル奪取にあと1勝と迫りながら、そこから4連敗で大チャンスを逃した。今回は逆の状況になっているが、驚異の粘りで反撃ののろしを上げられるか。
本局の持ち時間は各8時間の2日制。先手は木村王位。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)