プロ将棋界初の早指し団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」の決勝トーナメント決勝、チーム渡辺VSチーム永瀬が8月22日に行われ、第2局でチーム永瀬・増田康宏六段(22)がチーム渡辺のリーダー・渡辺明名人(棋王、王将、36)に勝利し、チームを2連勝に導いた。
【動画】第3回AbemaTVトーナメント<チーム渡辺 VS チーム永瀬>
一時は藤井聡太二冠(18)の“西の天才”に対し、“東の天才”と称された増田六段が、能力全開放だ。先手番から得意の相掛かり&雁木で戦いを挑むと、序盤からリード。初の名人を獲得し、将棋界の序列1位に君臨した渡辺名人に何もさせない会心譜を作り上げた。対局後、増田六段は「最後はなんとか押し切れました。うまく決まったと思います」と大満足。チームメイトは永瀬拓矢二冠(27)、藤井二冠と、二冠2人という超豪華チームだが、プロ将棋界初の超早指し団体戦の優勝に向けて、大きな勝利を持ち帰った。
◆第3回AbemaTVトーナメント
持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで対局。全12チームが4つの予選リーグに分かれて戦い、各リーグ上位2位までが予選通過。決勝トーナメントは5本先取の9本勝負で行われ、勝ち越しが決定した時点で終了する。1チームは3人で、各棋士は1試合につき最低1局、最大3局の範囲で指す必要がある。対局者は各対局前に決定する。優勝賞金1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)