将棋の順位戦A級1回戦が8月31日に行われ、豊島将之竜王(30)と稲葉陽八段(32)が現在対局中だ。角換わりの出だしから、両者陣形を整えてのじっくりとした序盤、中盤に。形勢は豊島竜王優勢で、対局は夜戦に突入した。
【中継】前名人・豊島将之竜王が登場 稲葉陽八段と順位戦A級1回戦
渡辺明名人(棋王、王将、36)への挑戦権をかけた順位戦A級だが、年齢構成では本局で対局している両者ように、30歳前後の棋士が多数。20代でも菅井竜也八段(28)、斎藤慎太郎八段(27)がB級1組から昇級。逆に50代は佐藤康光九段(50)1人、40代は羽生善治九段(49)、三浦弘行九段(46)の2人で、30代は最多の5人だ。
豊島竜王、稲葉八段を除く8人が既に2回戦まで終えているが、2連勝は佐藤天彦九段(32)、斎藤八段の2人だけ。10人総当たり、1人9局戦うリーグ戦だが、早々と星のつぶしあいといった雰囲気だ。なお昨期は、渡辺名人が9戦全勝という文句なしの成績で挑戦権を得た。
A級は全ての対局を終えて、同成績で並んだ場合にはプレーオフを開催。過去には6勝4敗で6人が並ぶというプレーオフも。この時、前期成績をもとにした順位で最下位の10位だった豊島竜王(当時八段)は、変則トーナメントで3連勝しながら、羽生九段(当時竜王)に敗れて挑戦権獲得はならなかった。
本局の持ち時間は各6時間。先手は稲葉八段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【夕食の注文】
豊島将之竜王 親子丼セット・温かいそば 稲葉陽八段 カツ丼セット・温かいそば
【夕食休憩時の残り持ち時間】
豊島将之竜王 2時間24分(消費3時間36分) 稲葉陽八段 2時間54分(消費3時間6分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)