永瀬王座は居飛車穴熊、久保九段は四間飛車・ミレニアム 第1局はじっくり進行/将棋・王座戦五番勝負
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 将棋の王座戦五番勝負第1局が9月3日に行われ、永瀬拓矢王座(叡王、27)と久保利明九段(45)が現在対局中だ。戦型は永瀬王座が居飛車・穴熊、久保九段が四間飛車・ミレニアムの対抗形になった。

【中継】永瀬拓矢王座 対 久保利明九段 王座戦五番勝負開幕

 現在、8つあるタイトルは渡辺明名人(棋王、王将、36)が3つ、豊島将之竜王(30)で、30代が半数の4つ。20代の永瀬王座が2つ、10代の藤井聡太二冠(18)が2つと、平均年齢27.8歳と一気に若返りが進んだ。藤井二冠が、木村一基九段(47)から王位のタイトルを奪取したことで、40代以上のタイトルホルダーはゼロに。久保九段は40代棋士の意地を見せるべく、先を切ってタイトル戦に登場した。竜王戦の挑戦者決定三番勝負も羽生善治九段と丸山忠久九段の49歳対決となっており、ここでも40代の挑戦者が生まれることが決まっている。

 永瀬王座と久保九段の対局は過去に5回あり、永瀬王座が4勝1敗でリード。千日手・持将棋も避けない“負けない将棋”で知られる永瀬王座と、中盤・終盤の捌きの巧みさで“捌きのアーティスト”と呼ばれる振り飛車党・久保九段という、特徴的な2人の顔合わせになっている。本局も、大方の予想どおり対抗形になったが、がっちり囲った永瀬王座に対し、久保九段の捌きがどこで見られるか。じっくりとした進行で、本格的な戦いはこれからだ。

 本局の持ち時間は各5時間。先手は永瀬王座。第2局以降は、先手・後手が交互に入れ替わる。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。

(ABEMA/将棋チャンネルより)

王座戦 五番勝負 第一局 永瀬拓矢王座 対 久保利明九段
王座戦 五番勝負 第一局 永瀬拓矢王座 対 久保利明九段