脱・ネガティブ力士で才能開花 熊本出身初優勝の正代、優勝争いで作り上げた強メンタル 大相撲,スポーツ 2020/09/27 18:06 拡大する 過去2人の横綱を輩出した熊本県だが、優勝力士はこれまでいなかった。優勝制度が制定された1909年(明治42年)6月場所以来、110余年で正代が同県出身力士として初めて故郷に優勝をもたらした。【動画】正代、13勝2敗で初優勝! 28歳にして初賜盃を手にすることになったが早くから期待はされていた。熊本農業高3年のときに国体少年男子の部で個人優勝。東京農業大2年で学生横綱に輝くと翌年の学生選手権は惜しくも2位で2年連続学生横綱の偉業はならず、同年の全日本選手権でも決勝戦で遠藤(現幕内)に敗れてアマチュア横綱のタイトルも逃した。それでも実績は十分。大学4年時はビッグタイトルには恵まれず、角界入り後は前相撲からスタートしたが所要9場所というスピード出世で関取昇進を果たした。 続きを読む