混迷の第1局 豊島将之竜王がペース握ったか 羽生善治九段に巻き返しの一手は/将棋・竜王戦七番勝負 将棋羽生善治,豊島将之 2020/10/10 12:46 拡大する 将棋の竜王戦七番勝負第1局が10月10日、東京・渋谷区の「セルリアンタワー能楽堂」で行われている。序盤から手数以上に激しい展開になっている一局は、2日目に入り初防衛を目指す豊島将之竜王(叡王、30)がややペースを握ったと見られている。タイトル100期の大記録を目指す羽生善治九段(50)に巻き返しの一手が出るか。【中継】先勝するのは?豊島竜王 対 羽生九段 竜王戦第1局2日目 現在二冠で、序列2位と活躍する豊島竜王と、タイトル99期・棋戦優勝45回など数々の大記録を持つ羽生九段の一局は、羽生九段が矢倉を目指したのに対し、豊島竜王から早々と仕掛けが入る進行に。お互い玉を囲うどころか居玉のまま戦いが始まり、少しの差でも一気に形勢に影響するような緊迫した状況が続いた。1日目までに進んだのはわずか26手目までだったが、局面としては序盤どころか中盤も半ばといった見方も出るほどだった。 続きを読む