将棋の王位戦予選が10月12日に行われ、渡辺明名人(棋王、王将、36)が横山泰明七段(39)に147手で勝利した。渡辺名人はブロック準決勝に進出。計12人で行われる挑戦者決定リーグ入りに、あと2勝と迫った。
現役3位、歴代5位のタイトル26期を誇る渡辺名人だが、王位戦においては、まだ挑戦権を得た経験もなし。今期は最年少二冠を達成した藤井聡太王位(棋聖、18)への挑戦権を、予選から目指すことになっていた。
先手番から横歩取りで進行した一局は、渡辺名人が中盤以降じりじりと押される展開だったが、終盤の寄せ合いとなった局面で挽回。形勢を逆転すると、強固だと思われていた横山陣の駒を1枚ずつ剥がし、最後はきれいに即詰みに討ち取った。
(ABEMA/将棋チャンネルより)