将棋の竜王戦七番勝負第2局が10月23日、愛知県名古屋市の「亀岳林 万松寺」で2日目を迎えた。1日目は、タイトル100期の大記録を目指す挑戦者・羽生善治九段(50)が60手目を封じたところで終了。初防衛を目指す豊島将之竜王(叡王、30)の手番で、対局が再開した。形勢は、羽生九段がやや有利かと見られる程度で、均衡した状態で激しい中盤が続いている。
第1局は、豊島竜王が後手番から超急戦を挑み、シリーズ最短手数記録を更新する52手で勝利。初防衛に好スタートを切った。羽生九段は、2年ぶりのタイトル戦出場で、前人未到のタイトル100期という大記録達成を狙うが、第2局では角換わりの序盤から工夫を見せている。研究が進んでいる戦型とあってか1日目から指し手はスピーディで、封じ手の時点で第1局の手数を超える59手目まで進行した。
両者の過去の対戦成績は羽生九段17勝、豊島竜王17勝と全くの互角。本局の持ち時間は各8時間の2日制で、先手は豊島竜王。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
【封じ手時の残り持ち時間】
豊島将之竜王 4時間19分(消費3時間41分) 羽生善治九段 4時間7分(消費3時間53分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)