日本将棋連盟による11月2日週の公式戦は、2日に藤井聡太二冠が王将戦挑戦者決定リーグに登場。残留を目指して広瀬章人八段と対戦する。7、8日には竜王戦七番勝負の第3局が開催。タイトル100期の大台を目指す羽生善治九段は、豊島将之竜王(叡王)と対戦する。主な対局は以下のとおり。
【中継】羽生九段、タイトル100期に前進なるか 竜王戦七番勝負第3局
11月2日(月曜日)
竜王戦6組昇決 池永天志四段 対 佐々木大地五段 (携帯中継)
王将戦挑決リーグ 豊島将之竜王 対 佐藤天彦九段 (将棋プレミアム・携帯中継)
王将戦挑決リーグ 藤井聡太二冠 対 広瀬章人八段 (将棋プレミアム・携帯中継)
前期の挑決リーグで、当時七段だった藤井二冠の最年少タイトル挑戦を、最終戦で阻んだのが広瀬八段。勝勢だった藤井二冠が大逆転負けを喫したということでも話題になった。今期は既に挑戦権獲得の可能性を失っている藤井二冠だが、現在1勝3敗でもう1敗もできない状況。リベンジを果たして、残留に前進できるか。持ち時間は各4時間で、先手は広瀬八段。
大成建設杯清麗戦予選 伊藤沙恵女流三段 対 山田久美女流四段 (携帯中継)
11月3日(火曜日)
王将戦挑決リーグ 永瀬拓矢王座 対 羽生善治九段 (将棋プレミアム・携帯中継)
今期ここまで無傷の3連勝同士という注目対決。11月1日時点で3連勝は豊島竜王、永瀬王座、羽生九段の3人。4、5、6回戦でそれぞれ直接対決が予定されており、この3人を中心に挑戦権争いが続くのは間違いない。持ち時間は各4時間で、先手は永瀬王座。
11月4日(水曜日)
王位戦予選 豊川孝弘七段 対 澤田真吾六段 (携帯中継)
叡王戦予選 金沢孝史五段 対 本田奎五段 (ABEMA)
叡王戦予選 佐藤慎一五段 対 門倉啓太五段 (ABEMA)
叡王戦予選 谷川浩司九段 対 南芳一九段 (携帯中継)
叡王戦予選 阿部隆九段 対 谷川か南 (携帯中継)
叡王戦予選 畠山成幸八段 対 菅井竜也八段 (携帯中継)
ヒューリック杯棋聖戦二次予選 屋敷伸之九段 対 藤井猛九段 (携帯中継)
11月5日(木曜日)
棋王戦挑決トーナメント 久保利明九段 対 糸谷哲郎八段 (携帯中継)
叡王戦予選 中川大輔八段 対 野月浩貴八段 (ABEMA・携帯中継)
叡王戦予選 戸辺誠七段 対 近藤誠也七段 (ABEMA・携帯中継)
叡王戦予選 横山泰明七段 対 中村太地七段 (ABEMA・携帯中継)
叡王戦予選 東和男八段 対 稲葉陽八段 (携帯中継)
叡王戦予選 中田功八段 対 東か稲葉 (携帯中継)
ヒューリック杯棋聖戦二次予選 森内俊之九段 対 行方尚史九段 (携帯中継)
倉敷藤花第1局 里見香奈倉敷藤花 対 中井広恵女流六段 (携帯中継)
マイナビ女子オープン本戦 甲斐智美女流五段 対 加藤桃子女流三段 (携帯中継)
11月6日(金曜日)
叡王戦予選 北浜健介八段 対 斎藤慎太郎八段 (携帯中継)
王将戦挑決リーグ 木村一基九段 対 広瀬章人八段 (将棋プレミアム・携帯中継)
朝日杯将棋オープン戦二次予選 松尾歩八段 対 佐々木慎七段 (ABEMA・携帯中継)
朝日杯将棋オープン戦二次予選 佐藤康光九段 対 佐藤紳哉七段 (ABEMA・携帯中継)
朝日杯将棋オープン戦二次予選 松尾か佐々木 対 佐藤康か佐藤紳 (ABEMA・携帯中継)
マイナビ女子オープン本戦 村田智穂女流二段 対 渡辺弥生女流初段 (携帯中継)
11月7・8日(土・日曜日)
竜王戦第3局 豊島将之竜王 対 羽生善治九段 (将棋プレミアム・ABEMA・携帯中継)
羽生九段のタイトル100期達成に注目が集まるシリーズは1勝1敗で第3局を迎えた。第1局は52手という記録的な短手数で豊島竜王、第2局は羽生九段と、それぞれ後手番が勝利した。通算での対戦成績でも、両者においては後手番が有利の数字が残っており、今シリーズでもその傾向は続くか。持ち時間は各8時間の2日制で、先手は羽生九段。
(写真提供:日本将棋連盟)