将棋の王位戦予選が11月13日に行われ、菅井竜也八段(28)と都成竜馬六段(30)が現在対局中だ。両者とも振り飛車党として知られるが、菅井八段が相振り飛車を回避したか、居飛車を選択。都成六段は中飛車を採用し、対抗形の出だしとなった。
アマチュアでは人気の振り飛車だが、プロの世界では少数派。それでも最近になってAIによる研究も進んだのか、徐々に「振り飛車復権」の雰囲気も出だしている。最年少でタイトルを獲得した藤井聡太二冠(18)に対し、元振り飛車党の永瀬拓矢王座(28)、生粋の居飛車党・佐藤天彦九段(32)が振り飛車を使ったことでも話題になった。
プロの振り飛車党としては、タイトル7期を誇る久保利明九段(45)が代表格。タイトル経験もありA級棋士の菅井八段は、次世代の振り飛車を担うエースという位置づけだ。都成六段も振り飛車の使い手で、今年度は高勝率をマーク。ファン注目の振り飛車党対決となっていた。
なお両者が戦っている第6ブロックは超激戦区でもあり、準決勝もう一つのカードは糸谷哲郎八段(32)と斎藤慎太郎八段(27)という、タイトル経験もあるA級棋士同士。ベスト4にA級棋士3人が集まっている。
本局の持ち時間は各4時間で、振り駒の結果、先手は菅井八段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
菅井竜也八段 きつねそば 都成竜馬六段 注文なし
【昼食休憩時の残り持ち時間】
菅井竜也八段 3時間(消費1時間) 都成竜馬六段 3時間12分(消費44分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)