時間前に1度、仕切り直して時間いっぱいでもう1度、同じ力士が2度つっかけると館内は一時、驚きと笑いで騒然。行司からつっかけた力士に対して注意が与えられた一連のできごとで「気合が入ったか、間違えたか…」と解説が困惑する場面もみられた。
問題のシーンは前頭十六枚目の天空海(立浪)と前頭十一枚目・佐田の海(境川)の一番で起きた。まだ時間前であったことから、ゆったりと向き合った佐田の海に対し、つっかけた天空海が佐田の海の胸元に諸手で飛び込んでパチーンと当たった。
とはいえ、ルールでは呼吸さえ合えば、時間前に立っても問題はない。ABEMAで実況を務めた高橋大輔アナウンサーが「横綱白鵬が時間前に立ったことが、最近では(記憶に)新しい」と話すと、「気合が入ったか、間違えたか…」と困惑気味に話していた解説の元前頭・大岩戸は「昔はよくあったんですけどね。だから一つひとつの仕切りから目が離せなかった。今は時間いっぱいまで立たないので」と応じた。
しかし、時間いっぱいで迎えた立ち合いでも再び天空海がつっかけると、館内は驚きと笑いが入り混じる独特な雰囲気となって騒然。行司が天空海に向かって注意を行うと大岩戸も「なんかチグハグですね」と話し、天空海の立ち合いに苦言を呈した。
その後、3度目で立ち合いが成立すると、天空海が佐田の海を上手投げで下して2勝目。敗れた佐田の海は5敗目を喫した。(ABEMA『大相撲チャンネル』)
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