先場所はあと一歩、関取昇進に及ばなかった納谷が、西幕下筆頭に据え置かれた今場所はこれまでのうっ憤を晴らすような力強い相撲を取り切っている。3戦全勝で迎えた元幕内北はり磨との一番は左右ののど輪を炸裂させて圧倒。ストレートで勝ち越しを決めると続く狼雅戦は敗れたものの6番目の相撲は十両の土俵で貴源治を終始、優勢に攻めて寄り倒し。5勝目を挙げて来場所の新十両は確実な情勢となった。