将棋の竜王戦七番勝負第5局が12月6日、神奈川県足柄下郡「ホテル花月園」で行われている。豊島将之竜王(叡王、30)が3勝、羽生善治九段(50)が1勝で迎えた本局は、じっくりとした序中盤を経て、いよいよ本格的な戦いが開始。午前9時ごろの対局再開から午後0時30分の昼食休憩までに58手が進み、形勢は羽生九段が少しリードを奪いつつある状況だ。豊島竜王の初防衛なるか、羽生九段が大記録に向けて逆襲するか。
【中継】豊島竜王、勝てば初防衛!羽生九段、踏ん張るか 竜王戦第5局
竜王戦史上、最短の52手で決着がついた第1局と途中まで同じ進行をたどった本局だが、超急戦だった第1局とは異なり、じっくりとした序盤へ。1日目の午前中こそ指し手はハイペースだったが、午後に入ってからは両者1時間超の長考合戦となり、ほとんど進まなかった。
形勢互角で迎えた2日目は、羽生九段の封じ手以降、いよいよ戦いが激化。8筋から羽生陣を攻略しようとする豊島竜王に対し、羽生九段は玉頭の攻め。どちらの攻めがスピードで勝るか。
豊島竜王と羽生九段の対戦は過去に38局あり、豊島竜王が20勝18敗とややリード。後手番が25勝13敗と大きく勝ち越している。過去には後手番が10連勝ということもあったが、本局ではこのジンクスが活きるか。
本局の持ち時間は各8時間の2日制で、先手は羽生九段。ABEMAはこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
豊島将之竜王 鰻重、サラダ 羽生善治九段 鉄火重
【昼食休憩時の残り持ち時間】
豊島将之竜王 1時間45分(5時間15分) 羽生善治九段 2時間17分(5時間43分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)