＜大相撲初場所＞◇中日◇17日◇東京・両国国技館
大関の貴景勝（常磐山）が前頭四枚目・玉鷲（片男波）に送り出されて6敗目を喫した一番において、土俵を割った貴景勝が勢い余って土俵下に落下。審判員の親方をかろうじて避けるも、そのまま客席に突っ込み観客のもとへ…。あわや衝突の事態に館内は一時騒然となった。
観客を抱きとめるようにして衝突を回避した貴景勝の咄嗟の判断により最悪の事態は免れたが、貴景勝のサプライズ抱擁に遭遇した観客に対して、ファンからは「嬉しい被弾ｗ」「ハグうらやましい」などの反響が。また衝突を回避するも、着用していたメガネがズレるハプニングに対しては「眼鏡ズレちゃった…」「メガネｗ」などの反応が寄せられた。
取組は立ち合い貴景勝の動きを冷静に見極めて起こしていく玉鷲に対して、貴景勝は思うように前に出ることができず、徐々に押し込まれると、左からいなしたところを一気に前に出た玉鷲に送り出された。
ABEMAで解説を務めた花田氏は「玉鷲は（貴景勝の調子が悪いので）出てこないのを分かっていた。自分が押し込んだら、いなすだろうということも。これが出ているときは、貴景勝は勝てないとき」とこの一番、さらに今場所の不調の要因を指摘。この一番でベテランの強さを発揮し、貴景勝を下した玉鷲は5勝目を挙げた。(ABEMA『大相撲チャンネル』)
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