2月9日に行われた将棋の順位戦B級2組の10回戦。藤井聡太王位・棋聖(18)が無傷の9連勝を果たし、来期のB級1組昇級を決めたことは、各メディアで取り上げられたのだが、この対局で将棋ファンが大盛り上がりしたポイントは、終局の瞬間ではなく、対局が始まる前だったかもしれない。対局者だった窪田義行七段(48)は、大量の荷物を対局場に運び入れ、素早い動きで次々と支度を整えていった。ファンの間ではその様子を「巣作り」と呼ぶ声もあるが、相手が藤井王位・棋聖ということもあってか、多くの視聴者に“生巣作り”が披露されたことで、大きな話題となった。