「チーム振り飛車」ver.2か?それとも…菅井竜也八段、意中の2人とは/将棋・ABEMAトーナメント

 プロ将棋界初の団体戦として大きな注目を集めた「第3回AbemaTVトーナメント」。今回から名称は「ABEMAトーナメント」に変え、参加チーム数は3つ増えて「15」になった。うち14チームのリーダーがドラフト会議に参加するが、会議初参加の一人が菅井竜也八段(28)だ。前回は久保利明九段(45)から指名を受け、今泉健司五段(47)と3人で「チーム振り飛車」を結成。関西のノリのトークも交えながら、飛車を振りに振りまくった。今年はリーダーの立場で参加する菅井八段だが、頭の中には2人、指名したい人がいるという。それはチーム振り飛車の新バージョンか、それとも…。

【動画】ドラフトについて語る菅井竜也八段

 団体戦のおもしろさをファンに真っ先に伝えたのが、菅井八段が所属したチーム振り飛車だった。作戦会議室ではぶっちゃけトーク。アマチュアには振り飛車党も多く、居飛車党が多いプロの世界において、3人が振り飛車の魅力をこれでもかとばかりに見せ続けた。「初めてのチーム戦だったので、自分としてもすごくおもしろかったです。いつもはチーム戦じゃなくて、自分一人で考えてということになりますが、チーム戦だと雰囲気も勝負にだいぶ影響しますね。最高のチームでできたんじゃないかなと思います」と、満喫したようだ。

 これだけ満足したのなら、今回も再結成か、と思うところだが、菅井八段には“想い人”が決まっている様子だ。「指名というのは初めてですし、どういう人を選ぶか考えました」という菅井八段は、「指名したい人はいるんですけど、なかなか先輩で指名したい人がいても、しにくいのもあって、まだちょっと迷っています」と、ドラフト直前まで悩んでいた。

 何かヒントを、という質問に対して、「やっぱり1人は決まりでしょう(笑)。もう1人は昨年、正直他の方が指名しなかったのが不思議かな、という方です。その方を指名したいと思っています」と語った。「やっぱり」というからには、ファンも想像しやすい棋士なのかもしれないが、もう1人は明確に前回大会に出場していない棋士ということになる。これ以上のヒントはなかっただけに、当てようとするとなかなか困難だ。

 最後に、超早指しのルールについて聞くと、「公式戦の早指しとはまた違う感じがします。瞬発力も大事ですし、意外と経験が大事ですね。フィッシャールールをいっぱい指している人が有利です。瞬発力は最後の5秒になってくると思うんですけど、それまでの5分をどう配分するかは、経験から来ると思います」と、珍しいルールだからこそ経験の差が勝敗を分けると分析した。

 公式戦では順位戦A級の残留を決め、王位以来となるタイトル獲得にも燃える菅井八段。非公式戦とはいえ、ファンも関係者も注目の大会での優勝は、自分にも大きな財産になる。「最高のチームで優勝を目指します」と言い切った菅井八段が、紙に書くのは誰の名前か。

◆第4回ABEMAトーナメント 前回までは「AbemaTVトーナメント」として開催。第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦になった。チームはドラフト会議により決定。リーダー棋士が2人ずつ順番に指名、重複した場合はくじ引きで決定する。第3回は12チームが参加し永瀬拓矢王座、藤井聡太王位・棋聖、増田康宏六段のチームが優勝、賞金1000万円を獲得した。第4回は全15チームが参加。14チームは前年同様にドラフトで決定。15チーム目はドラフトから漏れた棋士によるトーナメントを開催、上位3人がチームを結成する。対局のルールは持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チーム同士の対戦は予選、本戦トーナメント通じて、5本先取の9本勝負に変更された。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。

[ドラフト会議3/27開催!]菅井竜也八段インタビュー
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 [ドラフト会議3/27開催!]斎藤慎太郎八段インタビュー
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「第4回ABEMAトーナメント」1000万をかけたあの団体戦が帰ってくる!今回は15チームにパワーアップ!
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