<大相撲春場所>◇六日目◇19日◇東京・両国国技館
前頭十四枚目・剣翔(追手風)と前頭十三枚目・照強(伊勢ヶ濱)の一番で、剣翔が前のめりにダイブ。両足が浮いた前のめりの体勢で照強を押し出すと、土俵を割った照強も後方に大きく飛び出すように土俵を割り、同体で取り直しとなる珍しい一番に館内がどよめく場面があった。
立ち合い左に変化してはたき込みを試みた剣翔。これをバランスを崩しながら照強が持ちこたえ、土俵際でくるりと向き直ると、剣翔は両足を宙に浮かせながら最後のひと押し。照強を土俵の外に押しやると、自らもバタリとうつ伏せになって土俵の上に倒れ込んだ。
珍しい形での決着に館内がどよめいたが、軍配は照強に。しかし、物言いがついて審判団による協議が行われると、剣翔の体が落ちるのと照強の足が出るのが同時と判断され、取り直しとなった。
取り直しの一番では剣翔が正面からぶつかり、左四つの姿勢で吊るように攻めて圧倒。一方的に寄り切って2勝目を挙げた。敗れた照強は3敗目を喫した。
同体となった最初の取組を受けて、ABEMAで解説を務めた元前頭・玉飛鳥の熊ヶ谷親方は「際どかったですね」「土俵の中でしたが、両足も浮いていましたね」と困惑気味にコメント。取り直しの一番については「(剣翔が)相手を真正面におくと、やはり照強は動けないですよね。最後は剣翔の腰も下りていましたし、照強としてはどうにか先に入って動きたかったと思います」と解説した。
土俵上で宙に浮くような体勢になった剣翔の姿に、視聴者からは「え!?」「何やこれは?」、土俵の外に飛び出した照強に対しては「飛んでいった」「ビックリ」といった驚きの声が相次いで寄せられた。(ABEMA『大相撲チャンネル』)
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