＜大相撲春場所＞◇十二日目◇25日◇東京・両国国技館
大関復帰を目指す関脇・照ノ富士（伊勢ヶ濱）が、関脇・隆の勝（常盤山）を寄り切りで下して9勝目を挙げた。これで大関昇進の目安となる「三役で3場所33勝」を達成することとなった。
立ち合い相手を掴まえにいった照ノ富士。だが玉鷲に左手を取られてしまい、小手投げを仕掛けられるという展開に。なんとか持ち堪えて小手投げを切った照ノ富士だが、今度は押し返す玉鷲の圧力に土俵際へと詰め寄られてしまう。しかし最後は相手の力を利用して突き落とし、大関への復帰が濃厚となる9勝目を挙げた。
取組を受けて、ABEMAで解説を務めた元関脇・豊ノ島の井筒親方は「ちょっとバタつきましたけど、よく我慢してついていきましたね」と照ノ富士を称賛。大関復帰が濃厚となったことについては「残り3日間、3番とも大関戦になるので、今日9勝目を挙げたことで、本人の気持ち的にも少し楽に相撲が取れると思います。思い切っていってほしいですね」と語り、エールを送った。
相次ぐけがから序二段まで番付を下げたところから、史上最長となる21場所ぶりの大関復帰が濃厚となった照ノ富士に、視聴者からは「おめでとう」「大関復帰？」「よく勝った！」と祝福の声が殺到。「二桁ほしいね」「どうせなら二桁」「残り全勝して！」と、さらに勝ち星を重ねることに期待を寄せるファンも相次いでいた。
（ABEMA／大相撲チャンネルより）
