将棋のヒューリック杯棋聖戦・決勝トーナメントの2回戦が4月2日に行われ、山崎隆之八段(40)が豊島将之竜王(叡王、30)に129手で勝利、ベスト4進出を決めた。準決勝の相手は渡辺明名人(棋王、王将、30)。
【動画】第92期棋聖戦 決勝トーナメント 豊島将之竜王 対 山崎隆之八段
前年度に大活躍した山崎八段が、新年度初戦から躍動した。山崎八段が雁木、豊島竜王が矢倉に構えて始まった一局は、中盤から終盤にかけて形勢が行き来する激しい展開に。逆転、再逆転と目まぐるしい中、相手の攻めを切らした山崎八段が一気にリード。勝機をつかむと、余していた持ち時間も有効に使い、確実に豊島玉を仕留めた。
山崎八段は昨期、初めて順位戦のA級に昇級。棋戦優勝は8回を数える実力者が、またも充実ぶりを発揮。2009年度の王座戦以来となるタイトル挑戦にもあと2つまで迫った。
(ABEMA/将棋チャンネルより)