将棋の名人戦七番勝負の第2局が4月28日に福岡県飯塚市「麻生大浦荘」で2日目を迎えた。初防衛を目指す渡辺明名人(棋王、王将、37)が前日に封じた51手目は「▲6五飛」。初名人を狙う斎藤慎太郎八段(28)の手番で、午前9時から対局が再開となった。
第1局は斎藤八段が終盤の逆転劇により179手で勝利。タイトル通算28期を誇る渡辺名人に先勝し、2019年度の王座戦以来となるタイトル戦で、大きな1勝をあげていた。
両者の通算成績は3勝3敗の五分。本局は相掛かりの出だしになったが、両者の対戦では初の戦型となった。序盤の角交換から中盤に入ると、お互い相手陣に馬を作り合う展開に。形勢は互角。持ち時間では渡辺名人が1時間28分リードしているが、封じ手には1時間34分の長考を入れ、約3時間差だったところが半分まで詰まった格好だ。
持ち時間は各9時間の2日制で、先手は渡辺名人。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
【封じ手時の残り持ち時間】
渡辺明名人 5時間43分(3時間17分) 斎藤慎太郎八段 4時間45分(4時間15分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)