将棋の名人戦七番勝負の第2局が4月27、28日に行われ、渡辺明名人(棋王、王将、37)が斎藤慎太郎八段(28)に91手で勝利した。これでシリーズ成績は1勝1敗のタイに。初防衛を目指す“現役最強”棋士が、いよいよ本領を発揮してきた。
【中継】名人戦七番勝負第二局2日目 渡辺明名人 対 斎藤慎太郎八段
常に持ち時間でリードし続けた一局は、最後まで渡辺名人のペースで終局を迎えたといっていいほどの快勝譜となった。「あまり例がない将棋で、焦点がはっきりしないと思っていました」と、序盤を振り返ると51手目を封じたところについては、「攻め合いのスピードを考えて、指し掛けの夜にそういうことを考えていました。(封じ手の後が)かなり難しかったので、▲6五飛のところで封じ手にしました」とコメント。難解な局面への入り口で封じ手にしたことで、しっかりと準備の時間が取れた。明けて2日目に入ってからは、さらに渡辺名人のペースに。「飛車が成れたあたりで、攻めがつながった感じになりました。簡単な寄せではなかったので、そこで時間がかかりました」と、豊富な残り時間をじっくり使いながら、粘りが特徴の斎藤八段に反撃を許さず、きれいに勝ち切った。
初防衛を目指す渡辺名人、初獲得を目指す斎藤八段の戦いは、これでタイに。第3局は5月4、5日に行われる。タイトル三冠を保持するものの、他の若き3人のタイトルホルダーから突き上げをくらう立場でもある渡辺名人。それでも本局のような強さで跳ね返すことが続いていけば、まだまだ“現役最強”の座は揺るがない。
(ABEMA/将棋チャンネルより)