藤井聡太王位・棋聖“鬼門”叡王戦で本戦初勝利 行方尚史九段下しベスト8入り 将棋藤井聡太 2021/05/17 16:49 拡大する 将棋の藤井聡太王位・棋聖(18)が5月17日、叡王戦の本戦トーナメント1回戦で行方尚史九段(47)に80手で勝利した。藤井王位・棋聖は、叡王戦で過去に2度、本戦出場していたがいずれも初戦敗退。8割を超える勝率を誇る天才にとって“鬼門”となっていたが、三度目の正直で次のステップへと進んだ。【中継】叡王戦 本戦トーナメント 藤井聡太王位・棋聖 対 行方尚史九段 本戦では2度の初戦敗退、昨期は予選で初戦敗退など、数々の連勝記録を作っている藤井王位・棋聖にとっては苦手な方に入る叡王戦だったが、今年は無事に1回戦突破だ。3度目の対戦となった行方九段と矢倉の急戦調の出だしになると、互角の序盤を経由してから中盤以降にじりじりと有利に。桂馬を巧みに使い行方陣の矢倉を攻略すると、終盤には一気に差をつけて快勝を収めた。ABEMAで解説をしていた深浦康市九段(49)も「どこから読めていたんでしょう」と、勝利に結びつける筋を見つけた読みの深さに脱帽していた。 続きを読む