「長く野球をやりたい」ロッテのドラ1左腕・鈴木昭汰 理想の投手像は“和田毅”
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 昨年のドラフト会議でロッテから1位指名を受けた鈴木昭汰投手が、ロッテの新人投手としてはエースの石川投手以来7年ぶりとなる開幕ローテーション入りを果たし、先月25日にZOZOマリンで行われたソフトバック戦で6回1/3を投げ、自責点2でプロ初勝利を挙げた。今月16日の西武戦では中継ぎで登板し、初ホールドを記録した鈴木投手にマウンドで感じたプロのレベル、そして手応えについて話を聞いた。

【映像】ロッテ・鈴木昭汰投手が語った“現在地”

 好投を続ける中、5度目の登板で手にしたプロ初勝利について「ほっとした」と振り返る鈴木投手が、プロの投手としての手応えを掴んだ試合に挙げたのが先月4日の日本ハムとの一戦だ。

「真っすぐで空振りやファールが取れて、スライダー、ツーシームで勝負ができた。何より三振が取れたというのは自分の中で良かったと思います」

 そのように振り返る鈴木投手は、最速150キロに迫るストレートで打者の胸元をつく攻めのピッチングが持ち味。そのストレートに対する反応や結果が自信を深めるきっかけになったという。

 そんな鈴木投手の理想の投手像を聞くと、日米通算145勝(5月20時点)を挙げ、東京六大学野球の先輩でもあるソフトバンクの和田毅投手の名前が返ってきた。その理由について「まだ僕は新人ですけど、なるべく野球を長くやりたい。信頼されるピッチャーになるというのはもちろん、計算しやすいというか、大崩れをしない、大事な時に使ってもらえるような選手になりたいと思っています」と語る。

「まだコロナの影響でお客さんも入ってないので、まだロッテの素晴らしい応援は分からない。すごい後押しになると思うので、(大勢のファンの前で)早く投げてみたいです。コロナ禍で声を出しての応援はできないと思いますが、それができるまで頑張るので応援をして欲しいですね」

 理想の投手像に向かい、プロの道を一歩踏み出したばかりの鈴木投手。今後の活躍に注目したい。

【映像】ロッテ・鈴木昭汰投手が語った“現在地”
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