やはり真っ赤なスーツの効果なのか。プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」予選Cリーグ第2試合、チーム豊島とチーム羽生の対戦が5月29日に放送されたが、この第2局で豊島将之竜王(叡王、31)と中村太地七段(32)が最終盤、詰むや詰まざるやの大熱戦。豊島竜王が果敢に踏み込んだところで、多くの棋士から「大丈夫なの?」「これは詰んだでしょう」という声が飛び交う中、見ていた大橋貴洸六段(28)はひとこと「そうですよね。詰まないですよね、これ」と読み切り。瞬時に“詰みなし”と見切る実力の一端を見せた。