将棋の叡王戦本戦トーナメント2回戦が6月1日に行われ、斎藤慎太郎八段(28)が渡辺明名人(棋王、王将、37)に103手で勝利した。斎藤八段はこれでベスト4進出と、来期の本戦シード権を獲得。準決勝で佐々木大地五段(26)と対戦する。
【中継】叡王戦 本戦トーナメント 2回戦 渡辺明名人 対 斎藤慎太郎八段
名人戦七番勝負では、渡辺名人が4勝1敗で制し初防衛を果たしたばかりのこのカード。斎藤八段は、初の名人獲得を阻まれたリベンジにと矢倉の出だしから終盤に向かうに連れて、有利に対局を進めていた。終盤にははっきりと優勢になった局面もあったが、最終盤で形勢が大逆転。一気に窮地に追い込まれた。それでも勝負を諦めず渡辺玉にプレッシャーをかけ続けると、一瞬生まれた隙をきっかけに再逆転。最後は長手数ながら即詰みに討ち取った。
これで準決勝は斎藤八段と佐々木五段、別ブロックは藤井聡太王位・棋聖(18)と丸山忠久九段(50)に。現タイトル保持者は豊島将之叡王(竜王、31)だ。
(ABEMA/将棋チャンネルより)