藤井聡太王位・棋聖、強豪・稲葉陽八段と対戦 戦型は角換わりに 昇級には“全勝級”が必要/将棋・順位戦B級1組 将棋藤井聡太 2021/06/03 12:21 拡大する 将棋の藤井聡太王位・棋聖(18)が6月3日、順位戦B級1組2回戦で、稲葉陽八段(32)と現在対局中だ。両者の対戦成績は、3勝1敗で藤井王位・棋聖がリード。最年少名人記録更新の夢をつなぐために、本局でも勝利を収められるか。戦型は角換わりになった。【中継】順位戦 B級1組 藤井聡太王位・棋聖 対 稲葉陽八段 数々の最年少記録を樹立している藤井王位・棋聖にとって、最難関の記録と言われているのが、最年少名人だ。現在の記録は谷川浩司九段(59)が持つ21歳2カ月で、これをクリアするためには今期初参戦のB級1組で1期抜けを果たし、さらに来期、A級で名人挑戦権を獲得、そのまま名人奪取までしなくてはならない。13人の総当たりによるB級1組からA級への昇級枠は2人。勝敗数が並んだ場合は、前年成績をもとにした順位が優先されるが、藤井王位・棋聖は昇級したばかりのために11位からスタート。星のつぶし合いでは不利のため、全勝かそれに近い成績をあげることが必要だ。 続きを読む