数々の伝説を作り上げたレジェンドが、チームを救う一局に全力を捧げ、そして勝った。プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」予選Cリーグ第3試合、チーム羽生とチーム木村の対戦が6月5日に放送され、チーム羽生がスコア5-2で勝利した。Cリーグの3チームが同率で並び、チーム羽生は抽選で本戦出場を果たしたが、この状況を作り上げたのが、チームリーダーの羽生善治九段(50)。極限の集中力が必要とされる超早指し戦を3局連続で戦い、しかも3局目は負けた時点で予選敗退が決まる中、敗勢からの逆転勝ち。チームメイトやファンからは「感動しました」「本当にいいものを見た」など、絶賛の声が止まなかった。