将棋の渡辺明名人(棋王、王将、37)が将棋界大注目のヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第1局で、マスクケースにかわいらしい手を採用、ファンを楽しませた。
現在最多の三冠保持者で、タイトル通算29期という輝かしい実績を持つ渡辺名人は、6日からの棋聖戦五番勝負で、藤井聡太棋聖(王位、18)に挑戦。昨年奪われた棋聖のタイトルを奪い返すべく、厳しいトーナメントを勝ち上がってきた。直近では、名人戦七番勝負で斎藤慎太郎八段(28)を4勝1敗で退けるなど、充実した強さだ。
この名人戦では、マスクケースにファンであるプロ野球・ヤクルトスワローズのマスコットキャラクターのものを用いていたが、日本中が注目する一局で用いたのは「すみっコぐらし」。サンエックスによるキャラクターで、その人気から映画にもなっている。渡辺名人は漫画やアニメ、ぬいぐるみなどが好きなことはファンの間でも有名な話で、この注目局でもお気に入りのキャラクターで、一呼吸入れようという狙いもあっただろうか。なお、「すみっコぐらし」は自身の名刺にも採用している。
ヤクルトのキャラクターを用いた際には、対局中のピリピリとした緊張感を少し和ませようという狙いがあったことを、対局後のインタビューで明かしていた。この“手”にファンからも「かわいい」「相当お気に入りなんですね」と、ほっこりしたコメントが多く寄せられていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

![[棋聖戦 第一局]マスクをしまう渡辺名人](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/8/c/200w/img_8c010d3aee4d92af728b05104158efe297118.jpg)





